このページではレストランの料理について説明します。しかし、下の説明のように一応分類はされていますが、実際には、さまざまなメニューが入り乱れています。
○○料理のレストランとは、○○料理専門店ではなく、○○料理が得意なレストラン・・・と言えるでしょうか・・・。
中華料理
中華料理は五大菜といわれる5種類に分類されます。五大菜とは北京料理、上海料理、四川料理、湖南料理、広東料理のことで、中国のそれぞれの地方独特の料理です。台北ではこれらの他に、台湾独自に発達した台湾料理や、客家料理なども食べることができます。
北京料理
北京料理は宮廷料理として発達してきましたが、現在は山東料理や庶民派の料理など、中国北方料理全体の総称として呼ばれています。料理の種類は1,000種類以上あると言われ、北京ダックや点心、羊肉鍋などが有名です。ニンニクを多用し、季節感を重んじ、素材選びや調理手順の厳密さなどが特色としてあげられます。
北京料理の特徴のひとつに、麺類や餃子、包子など小麦粉を使ったものが多いことがあります。これは米の栽培ができない北方地方の特色です。
また、山東料理は、純粋に素材の味を重視し、あまり複雑な味を作り上げようとはしません。素材が持つ本来の味を引き出す調理法が特徴です。
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上海料理
上海料理は江浙料理とも呼ばれます。長江下流と東南沿海付近を起源とし、上海とその周辺地域(杭州・蘇州・無錫など)の地方料理が交じり合った料理です。料理の特徴は、油っこくて甘辛く、見た目に色彩豊かということ。特に醤油を使った料理が多く、日本人の口によく合います。
上海料理の代表的なものには、トンポーロー(豚の角煮) や小籠包がありますが、メインは魚介類を使った料理で、特に、肉と魚介類を組み合わせて使うことがしばしばあります。
四川料理
四川料理には「吃在中国、味在四川(食は中国にあり、味は四川にあり)」という格言があるように、調理方法や味付けに独特の特徴があります。特に四川は香辛料の主産地であり、山椒風味の「麻(マー)」、唐辛子を使った辛い「辣(ラー)」、独特な香りの「香(シャン)」などの味わいがありますが、一般にはピリッと辛い味が有名です。調理方法も炒める、焼く、燻製など50種類を超えるといわれています。
四川料理は辛いという印象が強いのですが、辛い料理はごく一部です。また辛い料理も単に激辛というのではなく、深みのある辛さです。また「おこげ料理」も有名です。
湖南料理
湘菜とも呼ばれる湖南料理は、豊かな風土が育んださまざまな食材を使う料理で、調理法も豊富です。基本的には四川料理のように、油と香辛料を多用しますが、蜂蜜で煮たハムをパンで包んで食べる「富貴火腿」や、パインやオレンジを使った甘ったるい料理も有名です。
湖南料理は簡単に調理するというよりは、工夫が凝らされた複雑な調理がされ、その洗練された味や盛り付けに特徴があります。
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広東料理
広東料理は広州、潮州、東江などの地方の影響を受けた料理で、「食在広州(食は広東にあり)」と言われるほど世界的にも有名です。最高の食材、新鮮な食材を用いるということのほか、体によい、健康に気を使った料理であるというのも大きな特色です。
日本でも高級中華料理といえば広東料理といわれますが、海鮮を中心とする高級食材や珍味を使い、素材の味を活かす様々な調理法を駆使して生み出される料理は、広東ならではもの。また最近は独自の工夫を取り入れた料理も多く出現してきています。
台湾料理
台湾料理は中国福建省を源流とし、日本統治時代にやってきた日本人や、内戦後に大陸からやってきた外省人たちの影響で独特の風味を出すようになりました。台湾は1年を通して気温が高いため軽い味が好まれ、作り方も簡単で、その多くはソースをつけて食べるタイプであることが特色です。また、上記五大菜の特徴を取り入れた料理も多く、昔ならではの台湾料理から、ヌーベルシノワ風の台湾料理まで、実に多彩ですが、その分、日本人の口に合わない料理もあります。
客家料理
客家とは、中国が五代十国の時代から続く民族です。この民族は戦乱の世に移動を繰り返したため、食料を備蓄する能力に長けることとなりました。そのため、客家料理には乾物や漬物が多いので有名です。代表的な料理である「客家小炒」は、スルメイカと干した豆腐などを炒めたものです。
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火鍋料理
もともと北方料理の鍋料理は、台湾で独自に進化しました。基本的にはスープ自体に味が付いており、好きな具材を煮込んでそのまま食べます。辛いものが苦手な人は、鍋が2つに分かれている鴛鴦鍋にすると、辛いスープと辛くないスープを1つの鍋で味わえます。スープはお店ごとに独特のアレンジが加えられ、漢方薬などが入っていることもあります。
素食
素食とは、肉や魚の入っていない精進料理です。野菜、大豆、きのこ、小麦粉などでが主な材料で、味も見た目も食感も肉のような「もどき料理」を楽しむことができます。最近はダイエット中の女性を中心に人気があります。
なお仏教素食者に対応して、ネギやニラ、ニンニクなどまで抜いている場合も多いようです。
薬膳料理
中華薬膳は、中医理論を基礎として作られる料理で、中華料理の中でも独特なものです。数多くの漢方薬などを厳密に加工し、伝統の調味原料と一緒に調理され、身体によく、病気にも効く料理だと言われています。
その他の料理
原住民料理・郷土料理
台湾原住民(先住民族)の伝統的な料理で、中華風ながらも独特の風味があります。普通は台湾料理の一つのカテゴリーとして扱われます。また、台湾各地の郷土料理のお店もありますが、日本のようにその地方だけにしかないような、特徴的な郷土料理はあまり見かけません。
西餐
フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、ドイツ料理など、西洋料理全般をこう呼びます。特別な専門店を除けば、日本の高級レストランと比べて洗練されているとは言い難いのですが、中華風にアレンジがされていたり、台湾独特の材料を使うなど、いろいろな工夫がなされていることが多いようです。台湾にきてわざわざ洋食を食べることはないでしょうが、中華に飽きたときは試してみてください。
アジア料理
台北にはタイやベトナム料理のお店がかなりあります。また、モンゴル風バーベキューの店もあります。中でもベトナム料理は、トロピカルな中華料理といった感じがあり、日本人の口に合います。また、モンゴルからシルクロード、中東にかけての料理を提供するお店もあります。
日本料理
台北では、日本の居酒屋のような店や、鰻専門店、ラーメン、蕎麦、しゃぶしゃぶ、寿司・・・と、さまざまな日本料理のお店があります。味やグレードも千差万別で、日本国内と遜色のない味のお店もあれば、なんちゃって和食のお店もあります。
無国籍(多国籍)料理・その他
エスニック料理、メキシコ料理、ブラジル料理などもあります。その他に、どうにも分類できない料理は無国籍料理とか多国籍料理と呼ばれます。しかし、どことなく中華っぽい味付けや調理になっていることが多く、ある意味で台湾でしか食べることのできない料理かも知れません。
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